2023.05.26 渋谷と吉祥寺
渋谷というとまずは1つにはこれでしょう。彼との記念撮影は無料ではあるが、列に並ばねばならない、とても人気があります。
何の広告なのかよくわからない、JRから井の頭線に移動する途中の一等地にあります。相当なインパクトがあります。これは不鮮明な絵画ではなく、手ぶれだと思います。
普通に生活していたらシールを手に入れるということはまずありません。それがこんなに貼ってあります。
ハチ公愛を感じさせる意匠です。
躍動する少年らは現代の鳥獣戯画です。
ハチ公よりこちらの方がテレビで映像に出ます。道路の中央にゴミが落ちていますが、大体その辺りにピントを置いたf4です。結構奥の方までしっかり写ります。都会は人が多いから嫌だという人がいますが多数派とは思えない、2Fのスタバの人々はこの大交差点を見下ろしています。ものすごい人数が、かなりの人が行き交う場所を見下ろしているのです。
ピントは結構手前、ガラスの向こうの店内、ガラスが鏡のように反射した人通り、歩道を歩く人などが全てボケています。ボケをもう少し抑えて回転ボケもなくすと、ほぼ現代ライカのようなボケ味になります。現代はかなり精細な画を要求するのであまりにボケを増やせませんが、多めの方が良いのは間違いありません。それで大口径を求める人もいるぐらいです。
渋谷をもっとアーティステックな街にしようという意思を感じさせます。現状では渋谷駅そのものが大工事中、徐々に整備されていくのでしょう。
彼は立派な大人だが人気はない、誰も人が集まっていません。全裸ではない方が良いと思うのですがどうなのでしょう?
服はきちんと着るべきと再認識しました。
外人に人気がある飲み屋街です。よくよく考えると、こういう屋外の開放的なところはそんなに多くはないかもしれません。
スピード・パンクロはとにかく人工光、この扱いに優れています。映画の撮影でライティングを使うのでそれに合わせているのでしょう。重点的に撮影してみました。
実物より少し線が太くなったような印象があります。
吉祥寺のハーモニカ横丁ですが、ここでもネオンを中心に撮ってみます。キノは仏の玉でもそうですが、人工光を柔らかく捉えることに重点が置かれているように見えます。英と仏、独もまた違いますが。
どちらも解放f2ですが距離が違うとこれだけ印象が変わります。ボケに重厚感があると重たくなる傾向ですが、そういうことがないのは回転ボケもあるからでしょう。
2023.05.31 四谷
四谷駅周辺の夜は飲食店ぐらいしか見えません。それ以外は真っ暗です。駅前で非常に目立っているのは、横浜ラーメン 龍馬です。
赤は原色に近い赤ですが、実物はもう少しオレンジです。店内の青も実際にはもう少し薄いです。淡くならないパステル調になります。
有名なジャズ喫茶でコロナ前に行ったことがあります。ここはマークレビンソンで再生します。
いーぐるもそうですが、ピントより後ろ、だけどそんなに後ろではない、夜で強い人工光という環境での溶けるようなボケです。使い方次第で良くも悪くもなりそうです。
これは中央の光があまりに強かったので、周辺はブラックアウトしていました。露出を調整して戻しました。
背景のネオンは肉眼で見るよりパステル調です。
ほぼ同じ場所で、光を捉えている角度が違います。しかし柔らかさはあまり変わっていません。明晰に写っているようにも見え、そうでもないという曖昧な描写です。
この2枚も光源以外は完全にブラックアウトして見えなくなっていたので、露出調整で見えるようにしました。本来の線の太い表現がさらに強調された感があります。
ピントは左側の黒い壁の手前の角で、他は後ろに向かってアウトフォーカスです。しかし奥のビルの「歯科」の表示など割と明確に読み取れます。