無一居

写真レンズの復刻「むいちきょ」
紀元2012年1月創業




香箋 G1 50mm f2 小店での作例13

仕様 お寄せ頂いた作品  スピード・パンクロ Spped Panchroの復刻 - 2023.03.01

  1. 宝塚 2023.03.01
  2. マクロで花 2023.03.04
  3. 備前 2023.03.08
  4. 銀座の古いビル 2023.03.13
  5. 南麻布~麻布十番の夜 2023.03.23
  6. 増上寺の春 2023.03.29
  7. 新宿・初台 2023.04.08
  8. 渋谷と吉祥寺 2023.05.26
  9. 四谷 2023.05.31
  10. 虎ノ門 2023.07.19
  11. 百貨店 2023.09.05~07
  12. 白金台 2023.11.03
  13. 紀尾井町 2023.11.13
  14. 解体前のホテル 2023.11.20


 2023.11.13 紀尾井町

香箋 G1 50mm f2 旧李王家東京邸1  道を歩いていたら、こんな建物を発見しました。詳細は家に帰ってからネットで見ればわかるだろうということで撮影だけしました。李氏朝鮮王族の最後の邸宅らしく、現在はプリンスホテル併設の結婚式場のようです。普段はフランス料理店のようです。前の道路も「プリンス通り」ということも後で判明しました。

香箋 G1 50mm f2 旧李王家東京邸2 香箋 G1 50mm f2 旧李王家東京邸3  昭和の建築です。しかしこのデザインであれば外人を起用していたであろうと考えられるので、一律に昭和とのイメージで捉えることはできません。素晴らしい建築で現代でも丁寧に使用されているのは良いことだと思います。

香箋 G1 50mm f2 旧李王家東京邸4 香箋 G1 50mm f2 旧李王家東京邸5 香箋 G1 50mm f2 旧李王家東京邸6  大正から昭和初期あたりが、こういう芸術面で一番良い時代だったのかなと感じられます。現代ではコストの問題で難しいし、センスも変わってしまっています。


 そのまま先に進みましてホールに到着します。ベルリン在住のコントラバス奏者・高橋徹さんに呼んでいただいてのコンサートです。撮影して伊達の写真家・青柳陽一先生に全部zipで送ると、「ファイルが重すぎる」「80枚も送付はNG」などと言いながらも、青柳セレクトで選別していただきました。

もう一回メールが来て、「選らんだ貴兄の写真見て居たら、流石レンズ設計者らしく、撮る被写体が私とは大違いだが、面白い視点だ。見方や、レンズにより、これ程違うのかと人夫々だね。でも、先に送られて来たのは、開けたら重過ぎで普通の方のPCなら、動かなる程の重さだった。私だから、良かった。」

ということで、青柳セレクトのお写真16枚をまずご覧ください。
香箋 G1 50mm f2 青柳セレクト1 香箋 G1 50mm f2 青柳セレクト2 香箋 G1 50mm f2 青柳セレクト3 香箋 G1 50mm f2 青柳セレクト4 香箋 G1 50mm f2 青柳セレクト5 香箋 G1 50mm f2 青柳セレクト6 香箋 G1 50mm f2 青柳セレクト7 香箋 G1 50mm f2 青柳セレクト8 香箋 G1 50mm f2 青柳セレクト9 香箋 G1 50mm f2 青柳セレクト10 香箋 G1 50mm f2 青柳セレクト11 香箋 G1 50mm f2 青柳セレクト12 香箋 G1 50mm f2 青柳セレクト13 香箋 G1 50mm f2 青柳セレクト14 香箋 G1 50mm f2 青柳セレクト15 香箋 G1 50mm f2 青柳セレクト16
 それでは、選外は以下です。あまり良いものは残っておりません。

香箋 G1 50mm f2 パンフレット  会場はなかなか決まらず、ギリギリになってしまったのでパンフレットは1枚のみでした。これを通読して入場します。

香箋 G1 50mm f2 化粧室  結婚式場でも使われるようなので案内もラグジュアリーです。

香箋 G1 50mm f2 電灯  こういう画を撮るから「レンズ設計者」と言われてしまうのでしょう。そうでないと撮らないと思います。難しい光の状態でテストということです。アルバム制作の場合はこういうパーツも脇役として必要なので念のため撮りますが、今回はそういう目的もないので意味がありません。

香箋 G1 50mm f2 バー  終わったら酒一杯があります。

香箋 G1 50mm f2 ランタン調電灯  ホールは物が限られているシンプルな空間なので電灯のプレゼンスは大きい。落ち着いた電灯は良いものです。

香箋 G1 50mm f2 舞台遠景  演奏中はシャッター音があるので撮影していません。青柳先生からは「撮れ」と言われましたが。この辺がプロとアマの違いでしょうね。つまり、我々が撮るとクレームをつけられる可能性がある。青柳先生ではそれはない。見た目に許される感がある。これぐらい緩さがないとグラビアは撮れないのでしょう。それは結構大変かなと思います。今回はあらかじめ話していたので撮りましたが、普通はカメラも持っていない、そうすると主催側から現場で「どうして?」と言われることが多い。前から写真家でもレンズ設計者でもないと言っている筈なのですが。これを言うとグレているか捻くれていると思われてしまう。とにかく撮らないので疑問を抱かれているわけですが、全体のコンセンサスがないとこういうところでは撮りませんね、普通は。依頼がなければ尚更で、リスクしかありませんのでね。皆さんも同じでしょう。プロは人間力でこういう障害を超えているのですよ。写真を撮らない人は意外とこういうことは分かりませんね。

香箋 G1 50mm f2 高橋徹とバス  高橋さんはプロとアマの違いには詳しいでしょう。

香箋 G1 50mm f2 演奏会パンフ 香箋 G1 50mm f2 演奏会裏口  この背景のボケ方がスピード・パンクロ特有で、それは収差の複合であるということを理解せねばなりません。

香箋 G1 50mm f2 バスのアップ  これを見て青柳先生「私は撮らないね」。いや、嘘だろうと、マクロで花撮影がメインなのです。「私の方が上手い」というならわかるのですが。

香箋 G1 50mm f2 終演  これで終わりのようです。


 後日、青柳先生からのお言葉

 撮った写真が良いか、悪いか、兎も角レンズ設計者無一居が撮った、紀尾井町サロンと徹Berlin、演奏会の模様とETC。演奏会前の、緘黙かんもく静寂しじまの世界をスナップ風に撮る、作品異次元。

 演奏会は、シャッター音出るからと、殆ど撮って居ないが、私が眼もくれない様な、ところを撮って居るのに、仰天した。

 レンズの眼も、結局は作者の眼、私には撮れない、撮らない被写体が、「なる程、こんな風にか」と、モノの観方に驚愕。これ等作品、良否は別としても、一考一見に値する筈。

コラム


  1. 宝塚 2023.03.01
  2. マクロで花 2023.03.04
  3. 備前 2023.03.08
  4. 銀座の古いビル 2023.03.13
  5. 南麻布~麻布十番の夜 2023.03.23
  6. 増上寺の春 2023.03.29
  7. 新宿・初台 2023.04.08
  8. 渋谷と吉祥寺 2023.05.26
  9. 四谷 2023.05.31
  10. 虎ノ門 2023.07.19
  11. 百貨店 2023.09.05~07
  12. 白金台 2023.11.03
  13. 紀尾井町 2023.11.13
  14. 解体前のホテル 2023.11.20

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