無一居

写真レンズの復刻「むいちきょ」
紀元2012年1月創業




香箋 G1 50mm f2 お寄せ頂いた作品

仕様 小店での作例  スピード・パンクロ Spped Panchroの復刻 - 2023.03.01

  1. お寄せいただいた作例
  2. お寄せいただいた作例2


 神奈川県の池村様から作例を送っていただきました。下のリンク先にも本レンズの作例を掲載いただいています。
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Cooke Speed Panchro 50mm f2 モデル Cooke Speed Panchro 50mm f2 ボタン スピード・パンクロ1代

香箋 G1 50mm f2 カフェ 香箋 G1



 米国CookeでPS945を開発されましたクライヴ・ロス先生が作例を送って下さりました。色収差を気にしておられ、対象の縁が紫になっています。しかし小店からは、新しいSDカードに変えると紫は消えるとご説明しました。
香箋 G1 50mm f2 3つの花瓶
 しかし翌日、このままの状態でさらに撮影され、以下の作例はƒ5.6で2枚、 その他はƒ2で、彼によると「極端な状況」でも大丈夫だということでした。

 小店の作例も含めて複数の方が撮影していますが、それのどれともクライブさんの画は違います。大判が主な方なのでそれに合わせたアルゴリズムを使っているのではないかと思います。使用アプリは Iridient DeveloperAffinity Photoとのことです。ライカ SL2での撮影です。本レンズはポートレート用であろうと言っておられます。キノなので確かにその通りです。
香箋 G1 50mm f2 木製ポスト 香箋 G1 50mm f2 白い花 香箋 G1 50mm f2 ポストと白い花 香箋 G1 50mm f2 紅葉した楓 香箋 G1 50mm f2 機材1 香箋 G1 50mm f2 機材2 香箋 G1 50mm f2 白い花に寄って1 香箋 G1 50mm f2 白い花に寄って2 香箋 G1 50mm f2 タンポポ 香箋 G1 50mm f2 ベンチに座る女性1 香箋 G1 50mm f2 ベンチに座る女性2 香箋 G1 50mm f2 チューリップ1 香箋 G1 50mm f2 チューリップ2 香箋 G1 50mm f2 チューリップ3
 ズミクロンとの比較を送って下さいました。スピード・パンクロ(香箋G1)とズミクロンでf2、ついで同じ順でf5.6です。こうして見ると、スピード・パンクロは結構なボケ玉です。ズミクロンで動画はキツいですし、スピード・パンクロでスチールは甘いです。狙っている表現が違うのが分かります。
香箋 G1 50mm f2 ズミクロンとの比較1 G1 f2

香箋 G1 50mm f2 ズミクロンとの比較2 ズミクロン f2

香箋 G1 50mm f2 ズミクロンとの比較3 G1 f5.6

香箋 G1 50mm f2 ズミクロンとの比較4 ズミクロン f5.6

 さらに取り直しと思われる作例で、順番は同じです。
香箋 G1 50mm f2 ズミクロンとの比較5 G1 f2

香箋 G1 50mm f2 ズミクロンとの比較6 ズミクロン f2

香箋 G1 50mm f2 ズミクロンとの比較7 G1 f25.6

香箋 G1 50mm f2 ズミクロンとの比較8 ズミクロン f5.6

 全てf5.6で、1枚目はズミクロン、2~4枚目はG1です。アプリで調整しているとのことです。
香箋 G1 50mm f2 ズミクロンとの比較9 ズミクロン f5.6

香箋 G1 50mm f2 ズミクロンとの比較10 G1 f5.6

香箋 G1 50mm f2 ズミクロンとの比較11 G1 f5.6

香箋 G1 50mm f2 ズミクロンとの比較12 G1 f5.6

 これもいずれもf5.6です。
香箋 G1 50mm f2 花でのテスト1 G1 f5.6

香箋 G1 50mm f2 花でのテスト2 G1 f5.6

 普段はこのような大判で撮影しておられるのでf5.6でも玉によって違うというところを追求する方向のようです。
香箋 G1 50mm f2 graflex

 ですが今度はf2で撮影しています。
香箋 G1 50mm f2 花でのテスト3

 最初の2枚がf2で明るさを変えています。後の2枚はf5.6です。
香箋 G1 50mm f2 いちごでのテスト1 G1 f2

香箋 G1 50mm f2 いちごでのテスト2 G1 f2

香箋 G1 50mm f2 いちごでのテスト3 G1 f5.6

香箋 G1 50mm f2 いちごでのテスト4 G1 f5.6

 1つ目はiPhoneにて、2つ目はG1 f8です。これだけ絞っても描写が随分違います。クライブさんによるとiPhoneは撮影資料、G1は感性を撮るということで、携帯の場合は用途を考えると正確性、対してキノはそもそも女性の顔が克明に描写され過ぎては困る、雰囲気を撮るもの、これは元より明らかなのですが、f8でもそこは変わらない、球面収差が直立型の特徴で絞りに影響を受けない、どの絞り値でも基本描写に大きな変化はない、特に近いものを撮影すれば、ですが、この比較でそのことがよくわかります。鋏は、ニュージャージー州ニューアークで1837年に作られたハイニッシュ Heinischです。
香箋 G1 50mm f2 ハサミでのテスト1 香箋 G1 50mm f2 ハサミでのテスト2
 このシュールな環境にて、iPhone、APO-Summicronとの比較です。iPhoneはとにかくナチュラルです。APO-Summicronは対象を引き付ける力を感じます。スピード・パンクロは中庸。やはり英国鏡、ダンディズムの究極は「目立たないこと」だとされますが、まさにそれを体現するような表現です。
香箋 G1 50mm f2 iPhone APO-Summicronとの比較1 iPhoneで撮影した遠景

香箋 G1 50mm f2 iPhone APO-Summicronとの比較2 iPhone

香箋 G1 50mm f2 iPhone APO-Summicronとの比較3 G1 f8

香箋 G1 50mm f2 iPhone APO-Summicronとの比較4 G1 f2

香箋 G1 50mm f2 iPhone APO-Summicronとの比較5 APO-Summicron f2


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