2023.03.23 南麻布~麻布十番の夜
柔らかい光においては夜間であっても色収差の影響を感じます。夜だともう少し収差が欲しい感もありますが、これぐらいに抑えておくのが無難なのでしょう。歴史的に考証で決まっている量だからです。
これぐらい硬めの光となると色彩は肉眼で見た通りになります。
色収差で青にも黄色にも反応しやすいようです。特にSDカードを新しくして以降の青の出方は結構だと思います。黄色も電灯の温かみが引き出されます。
光が鋭いと白に近くなり落ち着きますが、柔らかい光は黄色を増します。少し赤や青の光が混じると、これもまた落ち着きます。
光が強い方が色彩も落ち着きます。しかし、柔らかい光で色収差を使っていくのも良いものです。
全て解放で撮影していて、これもそうなのですが、焦点は手前の仄かに赤いランプです。しかし意外と被写界深度の深さのようなものを感じさせます。これは不思議な現象です。
これらも手前のライトに焦点ですが、こちらは奥に向かってボケています。
これもまた同じなのですが、やはり奥の方まで割と明瞭です。しかしよく見ると、中央のボケが強くなっています。キノ独特の歪みです。人物を中央付近に置いての動画撮影では良さそうです。距離によって、あまり近くない位置ではこのような現象になる傾向です。
引きつけると収差が強くなりますが、動きのある動画では良し、スチールでは使い方に気をつける必要がありそうです。