アンコール・トムにも向かいます。欄干を巨人が抱えているというインパクトのある橋を渡って行きます。
こちらは一転して男の顔があちこちにあります。巨大な顔が特徴です。
朽ち果てていますが、壮麗な建築だったことが窺えます。
かなり崩れているところも多いですが、熱帯なので植物がどんどん押し上げて壊してしまうようです。森に覆われてしまっている遺跡もあります。
観光客は世界から訪れます。
クメール人と中国人です。右が中国人です。このように当時から外国の交易商人の出入りがあったようです。記録では日本人も訪れた人がいたようで、アンコールワットのあまりに美しさに祇園精舎に行き着いたと思ったようです。
こういう空を飛ぶような題材でも重厚感があります。
踊りと職業の図だと思います。
アンコールワットの東にこの遺跡群の原形になったという一番古い遺跡があります。そこにもたくさんの女官図がありますが、格調と深みがあります。1つ1つに深い印象があります。結局、一番最初に作ったものが一番優れているような気がします。
もうこれで撮影はやめようかと思いましたが、帰りにバンコクの空港で少し撮影します。ソフトフォーカスは結局、光を柔らかくすることにほかならないので、このように光を発するものは溶けたような表現が楽しめます。