商標権が取得されている名称は使用できませんので引用元の「**DE401630**」ような形で表記することに致しました。ご迷惑をお掛けします。 - 2025.3.17
2024.11.30 下北沢。夕方4時半ぐらいに到着したのですがかなり暗くなっていました。
強い光源ではコマ収差が出ますが、柔らかい光では滲みます。コマとはギリシャ語で「髪」のことです。
露出の関係で深夜のようですが、実際には夕方、もう少し明るいです。そのため空は暗くなっていません。
結局のところ、こういうボケを求めるからKino **DE401630**なのだと、本作を象徴するような表現です。
外観全体でアメリカ文化が溢れた古着屋です。前ボケが使いやすくなければ撮影できない構図です。
赤いコートは暗くて肉眼でも見えにくくなっていたので、これはしょうがありません。背景に動きが感じられますが、動画なら快適に見えそうです。
空はまだ完全に暗くはないので光量が多めの背景の赤いビルは比較的鮮明です。複雑な光の状態と言えます。このような特殊な環境でのボケは必ずしも美しくはないようです。これはどのレンズでも同じと思います。
ここは集客のためのビルですから人を惹きつけるようにしてあります。人間の目はイメージを補いますので、それなりに魅力的に見えます。しかし携帯などで撮影するとはっきり写りすぎるのか、余りよくありません。資料のようになります。ある意味、写り過ぎないというのは人間の目に近いと言えます。
提灯独特のオドオド感ですが、これを良しとするかは何を表現するかに左右されそうです。提灯の撮れ方は結構個性が出やすいかもしれません。
パステルはよりパステルになります。
Kino **DE401630**のレンズ構成は類例がほぼないので、**DE401630**型とするのが良いのかわかりませんが、Makro **DE456912**も独創的なので、**DE401630**型と呼べそうなものは幾つかあるのかもしれません。Kino **DE401630**が後の設計に採用されていないのは、この独特の消え入るようなマシュマロボケにも理由がありそうです。扱いを間違うと一遍に下品になりそうです。そんなに融通の効く設計ではありません。Kino **DE401630**が古典的ソフトフォーカスであることにも留意する必要があります。
駅周辺から少し離れると人も減るので余裕があるためか、屋外にまでカウンターがあります。
デジタルにとって白は難しい。
紺色というのは表現の難しい色です。正確な色を写真に求めることは可能ながら印象までも撮れるかはまた違います。色収差が多少はある方が印象には正確と思えます。
強い光の提灯はそれほど美しくはありません。
色収差が多くなれば、光に温かみを加えます。
背景のボケで語り過ぎにならないように抑えている感じ、このあたりがレンズ設計で難しいところではないでしょうか。
こういう構図はKino **DE401630**にとって比較的得意なようですが、それは肖像を意識したものだからでしょう。
強い光が当たっているものは、とにかく不明瞭に変えてしまう、普通のレンズではこうなりませんが、非常に滲ませてしまいます。
周囲はかなり暗くなっており、店舗の入り口なので光を満たしています。少し複雑な光の状態ですが、十分明るいのでそんな印象はあまり感じません。しかしよく観察し、色収差は光の温度感に作用するということを考えると、異なる光源が重なり合うこのような状況では、一貫性の感じられない明るさとなることがわかります。
異なる光源であっても、独立した主張を持たせることができるなら成立します。
丸い電灯看板の柔らかい光を表現しようにも、室内の光との露出がミスマッチでうまく表現できていません。これをもし撮影するというのであれば、もっと距離が必要です。
もう一つはっきりしない画です。その理由は、撮影している後にも店舗があり明るいからです。もっと暗かったら締まっていたと思います。
ボケを使っての汚し方が難しい。この感じはKino **DE401630**ならではです。
印象派のようですが、おそらくそのつもりで設計していないと思います。アール・デコとかジャポニズムの影響の方が強く感じられます。
こういう画になると、スピード・パンクロとの違いを感じさせます。ドイツは堅固な感じを与え、英国はもっと暖かくなります。
