無一居

写真レンズの復刻「むいちきょ」
紀元2012年1月創業




大判の世界を小さくても イザレックス Ysarex
「朦月」M11 50mm f2.8

2021.02.06

新種ガラスを使った明るいテッサー

 テッサーは、おそらくローデンシュトック Rodenstockが1960年に新種ガラスを使った頃に明るくなってf2.8に達するようになりました。テッサーをなるべく明るくするメリットは軽さと小ささだと思います。このレンズも前玉の直径が2cmぐらいしかありません(独特許 DE1089991)。

 濃厚で艶やかな写りで素晴らしいのですが、かつてレチナに付けられていたものが安価で出回っていますので、改造して付けるのが一般的なのでしょう。入手性が悪いのであれば製造の価値がありますが、現状これは不要かもしれません。ただ、残されているものも古いので一応ここにラインナップします。

イザレックス f2.8 ガラス配置図 イザレックス f2.8 縦収差図
 さらにf2.4に改良されたものもあります。(独特許 DE1186235)
イザレックス f2.4 ガラス配置図 イザレックス f2.4 縦収差図
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