日本程、多様なライカマウントレンズが作られた国はドイツ以外にありません。日本は戦前1935年の国連脱退以降、1952年のサンフランシスコ講和条約発効まで国内消費分については著作権を守る必要がなかったようで、あらゆるものをコピーしていました。しかしライカのスクリューマウントL39はフリーだったので、単にライカマウントのレンズを作るということに関してはこのことと直接の関係はありません。しかしあらゆるもの、レンズの設計までコピーできるということであれば、精神面で楽だったのは確かかもしれません。
早速1930年代半ばにキャノンがライカコピーの製造に着手しましたが、この作業が非常に困難だったのはよく知られています。ニコンの援助も受けようやく完成したのが現在「ハンザ・キャノン」と言われている国産ライカ一号機です。ニコンは日本帝国軍の御用達として光学機器を納入していましたからすでに力のある企業で、当時キャノンに入社した社員もニコンからの移籍が多かったので、ライカコピーを製造する為のある程度の土台がすでにあったということは言えると思います。
おそらくその次にライカコピーを製造したのは、国立理化学研究所が開発した感光紙を製造するために設立されたリコーで、1939年の「護国」でした。これも開発が難航したとされ、これ以降のリコーの多くのカメラは外注生産になっています。護国 Gokokuに付けられていたレンズはその名もゴコクアナスチグマット Gokoku Anastigmat 50mm f4.5でこれはおそらく1936年発売のスーパーオリンピックC型 D型に付けられていたウーカスアナスチグマット Ukas Anastigmat 50mm f4.5と同じものだろうと思います。トリプレット型でした。ハンザ・キャノンにはニッコール Nikkor 50mm f3.5 テッサー型が付いていましたが、設計師の砂山角野はこの時に50mm f4.5も開発したと言われていますので、その供給を受けたとすればこれはニッコールだろうと思います。このリコーの挑戦は光学が専門ではない会社がライカカメラコピーの製造に取り組んだ最初のものかもしれません。
そして戦後の復興期には、様々な新興の企業がライカのコピーを含めあらゆるカメラの製造の参入に乗り出しました。これはカメラが精密機械であることを考えれば勇気のあったことだと言えますが、それにしても勇気のある人が多過ぎたような気がしないでもありません。メーカーの数はおそらくドイツより多く、互いに連携したりその中でも独自性があったりと多種多様なのはドイツと同じです。この内、ここではライカマウントに限定してリストしてみることにいたします。4桁の数字は発売年を示しています。
旧大日本帝国海軍御用達の光学会社です(今でもいっぱい海に沈んでいるのでしょう)。非常に重厚な表現で格調高く、その描写は現代に至るまで多くの巨匠を引きつけてきました。レンズそのものの重みと同様、描かれた画にも厚みがあり、ニコンのレンズ群はそれによって撮影されてきた傑作と共に様々な伝説に彩られています。
W Nikkor C | 25/4.0 | 1953 4群4枚トポゴン型 |
W Nikkor C | 28/3.5 | ガウス型 |
W Nikkor C | 35/3.5 | 1948 テッサー型 |
W Nikkor | 35/2.5 | 1952 |
W Nikkor C | 35/1.8 | 1956/09 5群7枚変形クセノター型 |
Nikkor QC | 50/3.5 | 1945 テッサー型 沈胴と固定がある |
Micro Nikkor | 50/3.5 | 4群5枚 |
Nikkor H | 50/2.0 | 1935-48 |
Nikkor HC | 50/2.0 | 1946 3群6枚ゾナー型 |
Nikkor SC | 50/1.5 | 1949 3群7枚ゾナーのデッドコピー |
Nikkor SC | 50/1.4 | f1.5の改良 3群7枚ゾナー型 |
Nikkor N | 50/1.1 | 1956/02 6群9枚 |
Nikkor PC | 85/2.0 | 1948 |
Nikkor T | 105/4.0 | トリプレット スペックがライカ エルマー 105mm f6.3に近く、山のような形状であることと 登山に携帯するに軽量で使い勝手が良いことでマウンテンエルマーと呼ばれていることにちなんで 別名「マウンテンニッコール」と呼ばれています。ライカマウントは極めて少数です。 |
Nikkor PC | 105/2.5 | 3群5枚 |
Nikkor | 135/4.0 | 1947 3群4枚 |
Nikkor | 135/3.5 | 3群4枚 |
創業者の吉田五郎がライカのコピーを制作し、量産化するために設立した会社です。多くの問題を克服できず、最終的にニコンの協力で完成に至ったのが「ハンザ・キャノン」です。この進取の気性は一眼レフを導入する時にも発揮され現代に至るまでの繁栄の道を拓きました。
Canon | 19/3.5 | 1964/08 7群9枚レトロフォーカス型 |
Canon | 25/3.5 | 1956/12 3群5枚変形トポゴン型 |
Serenar/Canon | 28/3.5 | 1951/10 ガウス型 |
Canon | 28/2.8 | 1957/06 ガウス型 |
Serenar | 35/3.5 | 1950/03 テッサー型 |
Canon | 35/3.5 | 1957 ガウス型 |
Serenar | 35/3.2 | 1951/06 ガウス型 |
Serenar/Canon | 35/2.8 | 1951/10 ガウス型 |
Canon | 35/2.0 | 1962/04 4群7枚 |
Canon | 35/1.8 | 1957/05 4群7枚 |
Canon | 35/1.5 | 1958/08 4群8枚 |
Serenar | 50/4.0 | 1947/03 テッサー型 距離計連動せず |
Serenar/Canon | 50/3.5 | 1952/08 テッサー型 |
Canon | 50/2.8 | 1955/01 テッサー型 |
Canon | 50/2.2 | 1961/01 4群5枚 |
Serenar | 50/2.0 | 1947/02 ガウス型 |
Serenar | 50/1.9 | 1949/01 ガウス型 |
Serenar/Canon | 50/1.8 | 1951/11 大口径ガウスの宿命であった開放時のフレアを克服したことで設計師の伊藤宏が紫綬褒章を受章 |
Serenar/Canon | 50/1.5 | 1952/11 3群7枚ゾナー型 |
Canon | 50/1.4 | 1957/11 ガウス型 |
Canon | 50/1.2 | 1956/09 5群7枚 |
Serenar | 85/2.0 | 1948/01 ガウス型 |
Serenar/Canon | 85/1.9 | ガウス型 |
Canon | 85/1.8 | 1961/03 4群5枚 |
Serenar/Canon | 85/1.5 | 1952/06 4群7枚ガウス型 Canonに変更された時、鏡胴も変更 |
Serenar | 100/4.0 | 1948/01 トリプレット型 |
Serenar/Canon | 100/3.5 | 1953/02 4群5枚 |
Canon | 100/2.0 | 1952 ガウス型 |
Serenar | 135/4.0 | 1948/03 3群4枚 |
Serenar | 135/3.5 | 1953/01 3群4枚 設計・古川良三 |
Canon | 135/3.5 | 1958/04 3群4枚 設計・向井二郎 |
Canon | 200/3.5 | 1957/03 5群7枚 |
Canon M | 200/3.5 | 1958/07 5群7枚 |
Canon | 300/4.0 | 1960/01 4群5枚 |
Canon | 400/4.5 | 1956/09 4群5枚 |
Canon | 600/5.6 | 1958/09 1群2枚 |
Canon | 800/8.0 | 1953/03 1群2枚 |
Canon | 1000/8.0 | 1960/01 1群2枚 |
旧日本帝国陸軍御用達の光学会社です。現在は医療、測量分野の光学製品を作っています。墨を含んだ筆で描いたようなふくよかな表現に含蓄を込めた深みを湛えています。
トプコンが製造した多くのレンズ群の中で傑作とされているのは一眼用の58mm f1.4です。究極の標準レンズとして称揚する人もいます。これをコシナが復刻し、今でもノクトン銘で販売しているものがそれに該当するようです。かつて繁栄した光学会社の傑作が現代に蘇ったので、中華圏では「鳳凰瞳」と呼ばれています。
Topcor | 35/2.8 | 1956/12 4群6枚オルソメター型 |
State | 50/3.5 | テッサー型 |
Simlar | 50/3.5 | テッサー型 |
C.Simlar | 50/3.5 | テッサー型 コート |
Topcor | 50/3.5 | テッサー型 沈胴以外にレオタックスK型用、F型用もある |
Topcor | 50/2.8 | 3群5枚ヘリアー型 |
Topcor | 50/2.0 | 5群6枚ウルトロン型 |
Topcor S | 50/2.0 | ガウス型 当時からズミクロンを上回るとさえ言われた |
Topcor S | 50/2.0 | 鏡胴はf1.8と同じで光学系は以前のf2.0とは異なる |
Topcor S | 50/1.8 | ガウス型 |
Simlar/Topcor | 50/1.5 | 1950 4群7枚 |
Topcor | 50/1.4 | 試作 |
Topcor | 90/3.5 | トリプレット型 |
Topcor | 135/3.5 | 3群4枚 |
レオタックスはライカコピーで主にトプコールを付けていましたが、以下のものもありました。
Letaner | 50/3.5 | |
Leonon | 50/2.8 | |
Leonon | 50/2.0 |
理化学研究所で開発された感光紙を製造するために戦前に設立された会社です。普通こういった会社というのは利権があるのでそのまま本業だけ営むケースが多いと思いますが、リコーにはどんどん打って出る文化があるようで、大戦前夜に作られた「護国」というライカコピーには苦労し、距離計を付けられませんでしたがそれでも市場に投入しました。戦争が始まるのを予感していたのかと思わせるネーミングにも同社の先見性が表れています。戦後、同社の社員は社外に打って出て営業を盛んに行い、驚異的な販売網を構築したことで知られています。
護国 Anastigmat | 50/3.5 | 1939 護国には距離計がないので本レンズも連動せず トリプレット |
GR | 21/3.5 | 1999/03/26 6群9枚 |
GR | 28/2.8 | 1997/06/20(クローム2000本限定) 1997/08/30(ブラック1000本限定) 4群7枚 |
大戦中に海軍から大口径レンズの開発を要請され、その結果が戦後、民生用に結実したことはよく知られています。しかし大口径が主であれば経営は難しいでしょうね。短命に終わったのは残念です。
Zunow | 35/1.7 | 1954/09 |
Zunow | 50/1.9 | |
Zunow | 50/1.3 | 1956 |
Zunow | 50/1.1 | 1954/09 前期型 5群9枚 |
Zunow | 50/1.1 | 1955 後期型 5群8枚 |
Zunow | 100/2.0 | 1956 |
元は薬問屋だったことは、国産初の印画紙やカラーフィルムを開発できたことに大きな影響があったのかもしれません。1970年代にフジフィルムが勢力を増してくるまでトップブランドの地位を保ち続けました。
Hexanon L | 35/2.0 | 1996 1000本限定 |
UC Hexanon L | 35/2.0 | 2001/09 1000本限定 マルチコート |
Hexanon L | 50/2.4 | 1997 1000本限定 ガウス型 |
Hexar | 50/3.5 | 1955 テッサー型 |
Hexanon | 50/1.9 | 1955 5群6枚 |
Hexanon | 60/1.2 | 1954 6群8枚 |
Hexanon L | 60/1.2 | 1999 800本限定 6群7枚 |
以下はMマウント
M Hexanon | 28/2.8 | 1999 |
M Hexanon | 35/2.0 | 1999 |
M Hexanon | 50/2.8 | 1999 |
M Hexanon | 50/2.0 | 1999 |
M Hexanon | 50/1.2 | 2001 2001本限定 |
オーナー35で有名です。当初は小西六のレンズを使い、後に以下の自社製を製造。
Honor | 50/2.0 | |
Honor | 50/1.9 |
コニカに次ぐ古参の会社です。創業者の田嶋一雄が一代で築き上げた大企業です。父が経営していた商社から日本商品旅商団に参加し中近東や東欧を訪問した後、1928年5月に商団から別れて単身ベルリン、パリへ向かい、パリでは仏国通商支配人で同郷の日疋誠の案内で幾つもの工場を見学し、その時にSOMの高精度の光学兵器を見て光学に興味を持ったとされています。帰国後、2人のドイツ人に勧められて1928年11月11日に「日独写真機商店」を開業したのがミノルタの始まりです。
ライツは自社で生産していたレンズ以外の社外品も少数ですが、ライカ正規品として認めたことがあります。初期のシュナイダー クセノンが最初のもので、同社では他にはスーパー・アンギュロンもあります。戦後の混乱期には物資の不足からライツ・アメリカがウォーレンサックに発注した3本のレンズがあります。R型カメラのズームレンズには仏アンジェニューから供給を受けていました。しかしライツの銘と他社のレンズ銘を平行して使ったのはミノルタ製のみでした。あるものは同じものがズミクロンとロッコールの銘で販売され、別のものはエルマーとロッコールでした。これらは現在でも高く評価され日本製がドイツ製に劣らないことを示しましたが、ライツ社は買収劇を繰り返すなどで迷走し、現在ライカ社の製品となったレンズはほとんど日本製です。
G Rokkor | 28/3.5 | 1998 2000本限定 5群5枚 TC-1のレンズと同じ |
M Rokkor | 28/2.8 | 5群7枚 ミノルタCLE用 |
Rokkor | 35/3.5 | 1958/05 テッサー型 |
W Rokkor QF | 35/1.8 | 1958 ガウス型 |
M Rokkor QF/M Rokkor/Summicron C | 40/2.0 | 1973/11 ガウス型 ライカ/ミノルタCL用 QFの刻印があるものは前玉3枚がライツ製、以降はすべてミノルタ製 |
M Rokkor | 40/2.0 | ミノルタCLE用 |
Rokkor | 45/3.5 | |
Super Rokkor | 45/2.8 | 1947 3群5枚 前群3枚貼合 別名「梅鉢」 |
Super Rokkor | 50/2.8 | 1955/07 45/2.8の改良 |
Super Rokkor | 50/2.0 | 1955/07 6群7枚ガウス型 Summicron 50mmのデッドコピー |
Super Rokkor | 50/1.8 | 1957 5群6枚ガウス型 |
Super Rokkor | 50/1.4 | |
Super Rokkor | 85/2.8 | 1948/10 3群5枚 |
M Rokkor/Elmar C | 90/4.0 | 1973/10 ライカ/ミノルタCL用 4群4枚変形エルノスター型 生産はライツでミノルタでは銘リングを取付けたのみ ライツ設計 |
Rokkor | 90/4.0 | ミノルタCLE用 ミノルタ設計製造 |
Tele Rokkor QE | 100/3.5 | 1958 4群5枚エルノスター型 |
Tele Rokkor | 110/5.6 | 1948 2群4枚 |
Tele Rokkor | 135/4.0 | 1949 3群4枚テレフォト型 |
日本で最初に一眼レフを製造したことで有名です。
SMC Pentax L | 43/1.9 | 2000 2000本限定 |
1919年の創業時から医療機器の会社で現在でも世界屈指の技術力を持っています。顕微鏡の製造から始まったことはツァイスやライツと同じなので、同社もそれに倣ったとされています。
Zuiko | 40/3.5 | |
Zuiko C | 50/3.5 |
戦後カメラの製造を始めた比較的後発の会社ですが、フィルムは高く評価され、それを活かした「写ルンです」やデジタル時代になっても人気が衰えない「チェキ」を販売するなど、社名に「フイルム」と冠しているに相応しい製品を送り出しています。フィルムメーカーの作るレンズは非常に繊細ですが、フジノンも非常に優秀とされており、ハッセルブラッド用ツァイスレンズをOEM製造していました。
Fujinon | 35/2.0 | 1954 5群7枚 |
Fujinon | 50/2.8 | |
Cristar | 50/2.0 | 1948特許出願 ガウス型 |
Fujinon | 50/2.0 | |
Fujinon | 50/1.2 | 1954 4群8枚変形ガウス型 |
Fujinon | 100/2.0 | 1954 |
カメラ製造会社で、レンズは富岡光学器械製造所からのOEM。現在は両社とも京セラ。富岡光学はライカやコダックのOEMをしていたことでも知られています。
Yashinon | 35/2.8 | |
Yashinon | 50/2.8 | |
Yashikor | 50/2.8 | 4群5枚 |
Yashinon | 50/2.0 | |
Yashikor | 50/2.0 | |
Super-Yashinon | 50/1.9 | |
Yashinon | 50/1.8 | |
Super-Yashinon | 50/1.8 | ガウス型 |
Yashinon | 100/2.8 | |
Super-Yashinon | 135/2.8 |
元は光学機器用アクセサリーを作っていた会社でしたが、1953年にライカコピー「タナック」を発売し1959年に倒産しました。
W Tanar | 35/3.5 | |
W Tanar | 35/2.8 | |
Tanar | 50/3.5 | |
Tanar | 50/2.8 | |
Tanar | 50/2.0 | 1955 |
Tanar | 50/1.9 | |
Tanar | 50/1.8 | |
Tanar | 50/1.5 | |
Tele-Tanar | 135/3.5 |
商社で製品はライゼ光学のOEM。チヨカカメラで有名です。
Hexar | 50/3.5 | 1951 小西六の引伸レンズを購入して鏡筒を交換したもので、距離計のカムや被写界深度の表示がいい加減 1955年に発売された本家とは別物 |
Lena QC | 50/3.5 | |
Reise QC | 50/3.5 |
チヨカを作っていたライゼ光学の技術者が独立して「アルタ」というライカコピーを短期間製造していました。
Altanon | 50/3.5 | 1957 |
Altanon | 50/2.0 | 1957 |
安価なサードパーティ製レンズのメーカーでした。ライカマウントでは標準レンズを用意していなかったようです。最初は純正を買った顧客が他の焦点距離のレンズを求めようと思った時に資金繰りのために安価なものに流れるといった需要を狙ったものだろうと思います。
W Komura | 28/3.5 | 1963 |
W Komura | 28/2.8 | 1961のカタログに掲載されたが実際に販売されたか不明 |
W Komura | 35/3.5 | 1956 |
W Komura | 35/2.8 | 1958 |
W Komura | 36/1.8 | 1963 極めて短期間のみ製造 |
Komura | 80/3.5 | 1955 |
Komura | 80/1.8 | 1958 4群5枚 |
Komura | 105/3.5 | 1955 |
Komura | 105/2.8 | 1958 |
Komura | 105/2.5 | 1964 |
Komura | 105/2.0 | 1960 |
Komura | 135/3.5 | 1955 |
Komura | 135/2.8 | 1960 |
Komura | 200/4.5 | 1960 専用ファインダー付 |
オリジナルの「テレボックス」「ペンタボックス」用のレンズで、これらは厚みが48mmなのでライカのビゾフレックスII,IIIを使う場合は8mm厚のスペーサーを入れれば使用可能。
Komura | 200/3.5 | 1960 |
Komura | 300/5.0 | 1960 |
Komura | 400/6.3 | 1961 |
Komura | 80/3.5 | 1961 |
Komura | 500/7.0 | 1960 |
Komura | 800/8.0 | 1961 |
コムラーとほぼ同じ製品で、三協光機から独立したメーカーです。
W Acall | 35/3.5 | 4群5枚 |
W Acall | 35/2.8 | 4群6枚 |
Acall | 80/3.5 | 3群3枚 |
Acall | 105/3.5 | 3群3枚 |
Super Acall | 105/3.5 | 3群3枚 |
Acall | 105/2.8 | 4群4枚 |
Acall | 135/3.5 | 3群4枚 |
Super Acall | 135/3.5 | 3群4枚 |
Acall | 250/4.0 | 3群4枚 距離計連動 |
コムラーから独立した阿部さんという人が作っていたレンズです。
Avenon Super Wide | 21/2.8 | 1994/04 6群8枚 |
Avenon | 28/3.5 | 1982 4群6枚 |
Avenon MC | 28/3.5 | 1992 絞り6枚 マルチコート採用 |
Avenon New | 28/3.5 | 1997/04 絞り10枚 コートを改良 |
Avenon P.H. | 21,28/125-250 | ピンホールレンズ |
1939年7月、上代斉(かじろひとし)によって創業されましたが、1941年にカメラ製造の制限強化に直面して対策のために五城光機製作所を新設し、旧工場と商標権を国策精工に譲渡しました。戦後北今泉に工場の一部を移して「サン光機」と改称しカメラ、レンズの製造を始めました。
Xebec | 50/2.0 | |
Sophia | 50/2.0 | |
Prominar/Sola | 73/3.5 | 最初はProminar銘で販売していましたがおそらく興和のレンズと商標が重なることに気付いたため銘を変更したと思われる |
Prominar/Sola | 75/3.5 | 最初はProminar銘で販売していましたがおそらく興和のレンズと商標が重なることに気付いたため銘を変更したと思われる |
Xebec Telephoto | 90/4.0 | |
Sola | 90/4.0 | |
Telephoto | 135/3.8 | |
Telephoto | 135/3.5 |
黎明期のジェット機やロケットの開発に関わった技術者で創業。品質が非常に優れていたことで知られています。
Wide Angle Alfa | 35/2.8 | 1952 |
Supreme | 105/2.8 | ミラーボックス「ミラックス」A型とベローズ「フォーカベル」が必要 |
創業者の加藤繁は小学時代からヴェスト・ポケット・コダックを使い、中学でも写真研究会に所属するなど光学好きでしたが、戦後に工場を作って自ら光学製品の製造に乗り出しました。「アルコ35」で有名です。
Colinar | 85/2.0 | 1954/02 |
Tele-Colinar | 135/3.8 | 1952/01 |
アクセサリーでよく知られた会社です。ライカマウントはありませんが、ソフトフォーカスのレンズを幾つも販売しています。
Pin Hole | 28/140 | |
35/175 | ||
50/250 | ||
クローズアップシステム | 50/8.0 | 接写用固定焦点0.3倍 トリプレット |
総合商社で「コルゲンコーワ」などの医薬品で有名です。現在でも野鳥観察用のスコープを製造しています。
Prominar | 35/2.8 | ガウス型 |
Prominar | 100/2.0 | 3群6枚 ゾナー型 |
Prominar | 200/2.8 | 4群5枚 テレフォト型 |
ファブリスで「安原一式」「秋月」2台のレンジファインダーカメラを製造し、レンズは江西鳳凰光学からOEM供給を受けていました。
MC Yasuhara | 50/2.8 | 2001 |
MC Yasuhara | 30/2.8 | 2003 |
カメラの販売店ですが、オリジナルのアクセサリーが多数あります。
MJPH28 | 27.8/92 | 2002 ピンホール |
メディアJソフト | 90/2.8 | 1999 単玉ソフト エルマー90mm用の鏡筒を代用 絞りは5.6と11のユニットを使う |
マウントの改造を個人でされている方がレンズの製造も行っています。限定生産で一モデルずつ販売していきます。
MS-MODE-S | 50/1.3 | 2006 4群5枚ゾナー型 |
MS-MODE-AH APOQUALIA | 50/3.5 | 2009 3群5枚ヘリア型 |
PERAR | 35/3.5 | 2010 トリプレット型 |
PERAR | 28/4.0 | 2012 トリプレット型 |
SONNETAR | 50/1.1 | 2012 4群5枚ゾナー型 |
ツァイスのライセンスやフォクトレンダーの商標権を取得してレンズを製造しています。
Ultra Wide Heliar | 12/5.6 | 8群10枚 距離計連動非連動有り |
Ultra Wide Heliar | 15/5.6 | 6群8枚 距離計連動非連動有り |
Ultra Wide Heliar | 15/4.5 | 6群8枚 |
Color Skopar | 21/4.0 | 6群8枚 距離計連動非連動有り |
Ultron | 21/1.8 | 11群13枚 |
Color Skopar | 25/4.0 | 5群7枚 距離計連動非連動有り |
Snapshot Skopar | 25/4.0 | 1999/02/01 5群7枚 距離計非連動 |
Color Skopar | 28/3.5 | 5群7枚 |
Ultron | 28/2.0 | 8群10枚 |
Ultron | 28/1.9 | 7群9枚 |
Color Skopar | 35/2.5 | 2000 5群7枚 |
Ultron | 35/1.7 | 1999 6群8枚 |
Nokron Classic | 35/1.4 | 6群8枚 コートは単層と多層が有る |
Nokron | 35/1.2 | 2003 7群10枚 |
Nokron Classic | 40/1.4 | 2004 6群7枚 コートは単層と多層が有る |
Heliar | 50/3.5 | 3群5枚ヘリアー型 2002年ヘリアーレンズ発明101周年記念600本 2009年ベッサシリーズ10周年記念600本 |
Color Skopar | 50/2.5 | 2002 6群7枚 |
Heliar Classic | 50/2.0 | 2006 3群5枚ヘリアー型 フォクトレンダー創立250周年記念 |
Heliar | 50/2.0 | 2009 3群5枚ヘリアー型 ベッサシリーズ10周年記念600本 |
Nokron | 50/1.5 | 1999 5群6枚 |
Nokron | 50/1.1 | 2009 6群7枚 |
Heliar | 75/2.5 | 1999 5群6枚 |
Heliar Classic | 75/1.8 | 3群6枚ヘクトール型 |
Apo-Lanthar | 90/3.5 | 2001 5群6枚 |
リスト上がすべてフォクトレンダー Voigtlanderブランドで発売されたもので、以下はツァイス Zeissのライセンス生産です。
Distagon T* | 15/2.8 | 2005 9群11枚 |
Distagon T* | 18/4.0 | 2007/08/29 8群10枚 |
C Biogon T* | 21/4.5 | 2007/06/27 6群8枚 |
Biogon T* | 21/2.8 | 7群9枚 |
Biogon T* | 25/2.8 | 7群9枚 |
Biogon T* | 28/2.8 | 2005/10/17 6群8枚 |
C Biogon T* | 35/2.8 | 2008/04 5群8枚 |
Biogon T* | 35/2.0 | 6群9枚 |
Planar T* | 50/2.0 | 2005/01/15 ガウス型 |
C Sonnar T* | 50/1.5 | 2006/06 4群6枚ゾナー型 |
Tele-Tessar T* | 85/4.0 | 2009/03 3群5枚ヘリアー型 |
Sonnar T* | 85/2.0 | 2007 6群6枚 |