名だたる巨匠たちに愛されたレンズ
ライカの設計師 マックス・ベレク Max Berek (在職期間はおそらく1925-49年)は、徐々に若い技術者と協働するようになり、ズミタールやズミクロンなどの傑作を生みました。若い技術者たちは仕事を引き継ぎましたので、その名は複数の特許の中に見出せます。オットー・ツィンマーマン Otto Zimmermannや、ウォルター・マンドラー Walter Mandlerなどが知られています。
ズミクロン 50mm f2.0 第一世代です(独特許 DE939956)。戦前からライツ Leitzにいたオットー・ツィンマーマン Otto Zimmermann名義で申請されたものです。
ズミクロンの第一世代は長命でしたが、第二世代に至る間にツィンマーマンによる1つの改良型が申請されています(独特許 DE1118491)。これは製造されていないと思われます。
同じツィンマーマン名義のズミルックス 50mm f1.4 第一世代です (独特許 DE1045120)。
ズミルックス第一世代と同じ日に申請され、1週間早く受理されたズミクロン第一世代と同じタイプのf1.4です(独特許 DE1044439)。
ライツ・カナダに行きましたウォルター・マンドラー名義のズミルックス 35mm f1.4 第一世代です (米特許 US2975673)。
同じ特許にズミルックス 50mm f1.4もあります。これも製造されていないタイプと思われ、こちらはズミルックス35mmに酷似しています。
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