タンバールへのオマージュ「花影」50mm F?

2012.1.29

 ライカ・タンバールと同じような特性のレンズを作ろうと思っています。タンバールと同じ物は作れません。だったらそこらへんのソフトフィルターでも使っておけばいいんですけどね。違うんですね。ボケは背景に広がるのではなく手前に流れないといけないんですね。そうでないと対象が浮かび上がらないのです。それにタンバールは一般の "ソフトフォーカスレンズ" とは違いますよね。像が明確に出ます。光の具合にもよりますが・・・ 詳細

独ライツ社・タンバール

 設計製造販売の進捗状況 まだレンズは完成していません。進み具合を別ページでリストしています。

 新レンズの名称は蘇東坡の詩から取材した「花影」という名前にします。胴も真っ赤なものにしようと思います。

七言古詩「月夜與客飮酒杏花下」

  杏花飛簾散餘春  明月入戸尋幽人
  褰衣歩月踏花影  烱如流水涵青蘋
  花間置酒清香發  爭挽長條落香雪
  山城薄酒不堪飮  勸君且吸盃中月
  洞簫聲斷月明中  惟憂月落酒盃空
  明朝卷地春風惡  但見緑葉棲殘紅

 杏の花が舞って簾に飛び降り、春の残り香が散りゆく時に、月の光が戸口を通って照らす。衣をまくって月明かりを辿りながら花の影を踏めば、流れる水が浮草を浸すが如し。花に囲まれ杯を傾ければ香り豊か、枝を拾って雪のような花びらを杯に落とすこともなし。山中の酒ゆえ薄いので、杯の中に月を浮かべて飲んで下さい。月明かりの中で響く洞簫の音が消え、杯に浮かぶ月まで消えるのを憂う。翌朝、春風が地面の花びらを飛ばしてしまったなら、せめて木々の間に残る紅の花をみつけてほしい。

 皆さんは「花の影」というとどう思われますか? あまり観賞しませんよね。それに花の影の写真を撮ってもあまり奇麗じゃないですよね。何々? そんなことはない? しかも月の光でできた影ですよ。人が厳かに踏み入れば、まるで流れる水が青草を揺らすように乱れ薫る・・あまりに洒落ていて何とも言い難いですね。華やかだけど奥ゆかしい、そんな雰囲気の写真をこのレンズで撮れるでしょうか・・・


ロモへの憧憬 「湖楼」21mm F?

2012.1.30

 ロモの名機 LC-Aのレンズ Minitar-1と同じような特性のレンズを作ります。デジタル化に対応し、同じものは作りません。そんなものは要らない? ソフトで幾らでもロモ風写真は作れますよ。はいはい、わかっています。違うんですね。LOMO LC-Aはなぜ名機ですか? チープカメラだからですか? 古くて安いカメラは山ほどあるのになぜ、それもLC-Aだけが評価されるのですか? ロモグラファーの方はすでにご存知ですが、それはLC-Aのレンズが "微妙に魚眼" だからです。  詳細

LOMO LC-A

 このレンズは「花影」が完成しましたら、製作に入りたいと思います。

 また蘇東坡からの取材ですが、合う作品が多いのか、自然とそうなっているだけです。胴の色は鉛のような青でしょうか? 紫でもいいかもしれません。

七言絶句「六月二十七日望湖樓醉書其一」

  黑雲翻墨未遮山  白雨跳珠亂入船
  卷地風來忽吹散  望湖樓下水如天

暗い雲が墨のように浮かんでいるが山を覆う程ではなし、明るい雨が珠玉のようで跳ね飛びながら船を打つ、やがて大きな風が吹いては雲と雨を散らし去り、眼下の水面が大空のように広がっている。

 望湖樓という建物の名前が詩の中にありますが、杭州の西湖に現存しています。

望湖樓


? 「?」?mm F?

2012.1.30

 3本目はまだ考えないことにします。微妙な柔調、微妙な魚眼と来て次は何なのでしょうか?

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