無一居

空想のレンズを作ってしまう「むいちきょ」
紀元2012年1月創業

Nik Softwareでエフェクトする1

写真を絵画のように楽しむ - 2012.11.26


 Nik Softwareという会社がどこかの国にありました。その会社はデジタル写真を色んな用途に調整するための専門のソフトを売っていました。とても優れたソフトでした。そして最近Googleに買収されました。下にその案内があります。

Nik SoftwareとGoogleの合併
 Nik Softwareの製品はすべて有料で販売されています。ダウンロード販売だけになるようです。しかしGoogleが買収したということは無料で提供されるようになる筈です。その時にどんな製品になるのかわかりませんが、多くの機能はそのまま使えると思いますので、とりあえず、本稿で先走る形で見ていきたいと思います。

HDR Efex Pro
 製品は幾つかに分けられていますので、本稿では3つ見ていきます。まず最初はHDR EFEX PROです。最新版はバージョン2ですが、ないので1を使います。上の広告を見ていただければ、どういうことをするソフトかおわかりになると思います。

HDR Efex Pro ネタ写真
 ここではこの印度の召使いの置物を使ってみたいと思います。ライカ・ズミタール50mm f2開放で夜に撮影しています。ブレていますが、気にせずにいきたいと思います。この状態では一切の加工を加えていません。

HDR Efex Pro 初期画面
 開くと画面はこのようになっています。左に33のプリセットがあり、選択後、右のスライダーで微調整することもできます。初期設定画面ですが、なぜかすでにエフェクトが掛かっているようです。これが基本的なエフェクトということなのだろうと思います。

細かいエフェクト
 さらに右の項目を見ると「HDR方法」というタブがあり、ここにも20の選択肢があります。それ以外にも幾つかのスライダーがあって調整できますが、これらのコンビネーションで最適と思われるものをすでに左のプリセットで設定してあるということです。プリセットは自分で作る事もできます。ビネットという枠を填めることも可能です。

HDR Efex Pro 初期設定 初期設定

HDR Efex Pro リアル(ほのか) リアル(ほのか)

HDR Efex Pro リアル(バランス) リアル(バランス)

HDR Efex Pro リアル(強) リアル(強)

HDR Efex Pro リアルグラテーション1 リアルグラテーション1

HDR Efex Pro リアルグラテーション2 リアルグラテーション2

HDR Efex Pro ストラクチャ強調 ストラクチャ強調

HDR Efex Pro 低コントラスト 低コントラスト

HDR Efex Pro 霧強調 霧強調

HDR Efex Pro テクスチャ強調 テクスチャ強調

HDR Efex Pro ディテール&色強調 ディテール&色強調

HDR Efex Pro モノクロームコントラスト モノクロームコントラスト

HDR Efex Pro モノクロームソフト モノクロームソフト

HDR Efex Pro オールドテイスト オールドテイスト

HDR Efex Pro 夜

HDR Efex Pro ヴィンテージカラー ヴィンテージカラー

HDR Efex Pro 屋根裏部屋 屋根裏部屋

HDR Efex Pro 暗澹 暗澹

HDR Efex Pro ブリーチバイパス風 ブリーチバイパス風

HDR Efex Pro フルシーン圧縮 フルシーン圧縮

HDR Efex Pro 強調された場面 強調された場面

HDR Efex Pro グラデーションコントラスト1 グラデーションコントラスト1

HDR Efex Pro グラデーションコントラスト2 グラデーションコントラスト2

HDR Efex Pro ポストカード ポストカード

HDR Efex Pro 奇麗な街1 奇麗な街1

HDR Efex Pro 奇麗な街2 奇麗な街2

HDR Efex Pro 友好的な場面 友好的な場面

HDR Efex Pro 明るい部屋1 明るい部屋1

HDR Efex Pro 明るい部屋2 明るい部屋2

HDR Efex Pro 正面からの強い照明 正面からの強い照明

HDR Efex Pro 超低圧縮 超低圧縮

HDR Efex Pro 単一露出1 単一露出1

HDR Efex Pro 単一露出2 単一露出2

 このように簡単に様々な調整ができますので、公開されている写真は商業用途でないものでも幾らか調整されているものがかなりあります。中にはレンズの作例として紹介されているものですら、微調整後の写真を貼ってレンズの評価をするというものもあって書いていませんので注意が必要です。もっとも、現像も写真の重要な一工程ですから、調整して評価するのは間違いではありません。というのは、調整は万能ではないので、調整後の結果もそのレンズでしか得られないということがあるからです。逆に本サイトのように素のまま貼り付けている場合は、これをどう調理するか、想像を働かせる必要があるかもしれません。そういうことで、世間で密かに結構使われている本ソフトですが、これで1つ自己調整を試してみたいと思います。

HDR Efex Pro オリジナル画像
 オリジナル画像としてこれを使います。理由は風景や建築でエフェクトされている作例が多く、最初にご覧いただいたメーカーがサイトの載せているソフトの紹介の広告もそういうものだからです。この真似をしてみようと思います。レンズは、メイヤー Meyer トリオプラン Trioplan 50mm f2.8 戦前のものです。北京王府井にあります協和病院旧棟です。

HDR Efex Pro 自己調整
 使い方はよくわかりませんが、スライダーを振ればすぐに効果が現れますので、適当に全部動かしてみます。簡単で誰でもできます。最終決定の値は上掲のようになりました。(クリックして拡大すればはっきり見えます。)

HDR Efex Pro 完成
 これが仕上がり最終稿です。これはこういうエフェクトを知っている人が見たら加工してあるのにすぐ気がつきますが、そうでない一般の人にはわからない場合もあるかもしれません。わざとかなり際どい線を突いてみました。効果付けを明確にしたくない場合はよりシャープネスを高めつつ、効果を緩く調整する方法は有力です。グラフィック感を強調したい時には効果をより強めることになります。

 写真を撮影する目的如何によっては、エフェクト後のものが目標稿となりレンズの描写は重要でない場合があります。プロがモデルを撮影する場合でも必ず顔や体をソフトで奇麗に仕上げますので、クセ玉の使用は問題が多いです。収差のないシャープなレンズが一番適しています。この観点から日本のレンズは優れており万能性を備えています。しかしクセ玉を使って作品作りをするのもおもしろいものです。こういう観点からレンズ選びをするのも一つの方法だろうと思います。

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