無一居

空想のレンズを作ってしまう「むいちきょ」
紀元2012年1月創業

近接界というもう一つの世界2

すごく近寄った時に見える世界 - 2012.07.19


メイヤー オレストン 50mm f1.8
Meyer Oreston 50mm f1.8

 まず先にマクロキラーの作例をご覧いただきましたが、マウントが出来上がってきたばかりのところを撮影しました。それで次のレンズを発注しないといけません。工作する方には説明しておく必要があるので写真を撮りました。英国ロス Rossと独ドレスデンのフェインメス Feinmessのレンズでいずれも105mmです。(この2本は結局自分で改造しました。)ちょうど良い機会ですので、メイヤー Meyer オレストン Oreston 50mm f1.8を使って撮影いたしました。

メイヤー Meyer オレストン Oreston 50mm f1.8 英国ロスXpres105mm f3.8
 ロス Ross エクスプレス Xpres 105mmです。6x9のカメラに付けられていたものでシャッターが付いています。このシャッターはバルブ固定開放にしてあることと、後面のネジ部を見せるために裏側を撮っています。オレストンで最短撮影距離0.33mで撮っています。この写りであればマクロキラーと区別があまりつきませんが、オレストンの方が溶けるような柔らかさを持っています。撮影距離に20cmの差は結構大きいですが、明るさはメイヤーの玉の方が優れています。価格はどうでしょうか? マクロキラーの方が約10倍ぐらい高価です。オレストンはマクロレンズとして販売した方が成功したんじゃないかと思います。

メイヤー Meyer オレストン Oreston 50mm f1.8 フェインメス・ボノター105mm f4.5
 測距可能な最短距離はR-D1では0.7mです。それでこれは0.7mで撮りました。これも申し分有りません。オレストンは開放なら数mぐらいまでの撮影が秀逸です。対象の浮かび上がり方が際立っています。このような柔過ぎる光の廻り方だとディテールが引き立ちにくいのですが、それでもくっきり浮いています。

 このレンズのマクロではない一般撮影については、古典的ドイツ光学の源流地を辿る2に掲載しています。

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