無一居

空想のレンズを作ってしまう「むいちきょ」
紀元2012年1月創業

ライカ北京支店へ自転車で行ってくる1

北京で売っているライカを見てきます - 2012.05.23


 おそらく中国で一番たくさんのライカを売っているところは広州から香港あたりのエリアです。でも使っている人を見かけることがほとんどないのは、どこも同じです。おそらく2番目が北京です。そのためかライカのオフィスも広州、香港、北京にあります。中国はとても豊かになりました。それでどこにいってもニコンやキャノンのフルサイズ機を見かけ、もはや珍しくも何ともなくなってしまいましたが、R-D1を持っていると購入方法を聞かれる程珍しく、ましてやM8,M9になるとショーウィンドウの中以外は一回も見たことがありません。コレクションアイテムになっているのだろうと思いますが、これも世界共通の感があります。

 私が親しくしている天津郊外に住んでいます小乔(xiao-qiao)はレンズマウントの改造屋をやっています。彼の顧客の多くは広州、香港方面で、この界隈で売っている改造マウントレンズのほとんどは小乔が手がけています。日本の改造屋に対するライバル意識が意味不明に高く、事あるごとに批判しますが、日本の方がきちんとしているのは間違いありません。もっとも価格がだいぶん違うので小乔にも大きな期待はできませんが、機構の面では問題ないので私はぜんぜん気にしていません。(時々問題があるので送り返す必要があります。仕事に取り組む態度自体が雑です。)ここで皆さんは「中国人も改造マウントのレンズなんて使うの?」と思われたと思います。すごくたくさんあり、改造屋も日本より多いです。日本より多くの商品があります。出すものさえ出せば買えないものはないといっても過言ではないと言っても良いほどで、かつては日本に集まっていたものが今では中国に集まっています。だけど作例のアップは日本の方が多いです。中国では投機的な雰囲気もないことはありません。しかし小コラムでやっているタイプの研究は中国の方が発達しています。日本はほとんど作例をアップして良くても漠然としたコメントを載せるだけか、エッセーのような軽めの読み物が多いですが、中国は真面目に分析してきっちり結論を出す傾向があります。

 これで皆さんは中国のライカ事情に詳しくなりました。ここからさらに私が住んでいます北京のショップをレポートしてみたいと思います。ポイントが幾つかあります。まず一つは、ライカ公式サイト(中国語はなぜか無い)に示されているショップ。次にネット検索で出てくるショップ。最後に撮影器材城というショッピングセンターです。これらを順番に訪問していきたいと思います。(写真は地図などはクリックしましたら別ページに拡大します。)

ライカ販売店のリストと地図
 まずはライカの公式サイトより北京のショップの位置を探します。地図とその下にリストがありますが、全く対応しておらず、土地勘がないと全くわかりません。住所も英語で書いて有り中国語のピンインなので言語能力がないと全くわかりません。地図上に1件のライカ・ストアがあります。これをアップしていくと下の図になります。

ライカ販売店の間違った位置
 北京市政府の中にあるようです。しかしここは厳重に警護されており、誰でも入れるところではありません。事実、政府庁舎内にショップはありません。こんな風に目茶苦茶です。それで示されている住所を見て行ってきます。ライカ・ショップとライカ・ブティックというのがあるようですので、まずはこの2件を目指します。

北京・国貿のライカショップ
国貿のライカショップ店内
 北京駅に近い国貿というところにあるショッピングモールの中にライカ・ショップがあります。辛亥革命記念版という限定品が置いてあります。ライカから公式に販売ライセンスを受けている場合は必ずショーケースが決まっているようで、これが1つの証拠になるようです。もとよりデジタルライカの偽はないので(中国人がライカコピーを、しかもフルサイズ偽機を作る金字塔を打ち立てた暁には当然本稿にてご覧いただかなければなりませんが、残念ながらそういうものは全く出る気配すらありません)そういうことで専用の棚は商品の真贋を示すものではなく、正規販売店を示すものになります。

北京・東单のライカブティック
 ライカ・ブティックというのは東单にあります。 店内は狭く対応も悪い北京の一般的な服務です。女店主はパソコンのマウスを弄りながら気だるそうに「何? M9? ないよ」と言います。やはり辛亥革命記念版はあります。

北京・中関村E世界財富ビル
 北京の秋葉原、電脳街の中関村です。ライカを売っているショップはパソコン関係のショップに混じって少しあります。今回はそこを見るのが目的ではありません。ネットで検索しますと多くの「旗艦店」「総代理」というのが出てきます。これらの多くは上の写真の「E世界財富ビル」の中にあります。ここは1〜4階までがパソコンショップで5階は食堂、それ以上、上の階には行けませんが、別のエレベーターを使うと6階より上へ上がれます。

検索で北京のライカショップを探す
中関村のライカショップのサイト
中関村のライカショップ1軒目
中関村のライカショップ2軒目
 6階以上は貸しオフィスが両側に並んでいる廊下が伸びているだけの殺風景な場所です。パソコン関係が多いですが、運送会社や旅行社もあります。一般の顧客が入るところではありません。入域禁止という意味ではなく、入り口はわかりにくいものの開放されていて自由に出入り可能ですが、特別な業者でないと何も用事がないような場所です。その中にネット検索で出てくるライカ・ショップが幾つかあります。正規のショーウィンドウもあります。ライカをこういう人の来ない場所で売っているので暇ですが、従業員は無駄に多いです。暇なので大勢に囲まれますが、対応は友好的で私の持っているレンズを珍しがります。そして価格はこれまで行ってきたショップとまるで別の商品のように違います。それでここは卸問屋であることにようやく気がつきます。一般の販売店が売れると従業員がひとっ走りして納品するのだろうと思います。

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