無一居

空想のレンズを作ってしまう「むいちきょ」
紀元2012年1月創業

世間で多分目立ってないが
素材が秀逸なアクセサリー

海外オークション - 2012.04.05


 今日、市場には豊かな商品があります。そして様々な工夫を凝らした商品もたくさんあります。その中でなかなか受け入れられにくいものもあります。ブランド価値がないのに少し高価とか、そういう理由です。素材が良くなると多少は高価でも、かなり満足感はあるものです。でもネットではわかりにくいです。オークションではなおさらです。そういうものを少しづつ見ていきたいと思います。(注:ここでは購入をお勧めしたり斡旋したり仲介するのが目的ではありません。小店でも扱いません。購入の場合は自己責任でお願いします。)

 まず1つ目はオールドレンズ好きなライカユーザーには絶対に必要と言える「L-M リング」です。M型ライカにバルナックレンズを付けるためのアダプターです。多くのレンズは銀色のメッキがしてありますので、もちろんアダプターにも銀メッキが施してあります。ブラックのアダプターもあります。古いレンズの多くも銀メッキや黒なのでちょうど似合います。だけどメッキが剥がれてくるとオールドレンズは中のブラスが見えます。金色です。それでかどうかわかりませんが、ブラスむき出しのアダプターを作ってしまったのがこれです。(クリックしたら拡大します。)

ブラスのライカL-Mリング
 昔の偽ライカで「ゴールド・ライカ」という金色に輝く代物がありましたが、それを彷彿とさせるものがあります。以前、東欧を旅行した時にあちこちで安値で売っていましたが、利権や階級というものが幅を利かせている社会では効果的なアイテムだったのかもしれず、それで結構たくさんあったのかもしれません。たいへん下品な塊ではありますが、それは先進国の人が見るからそう思うのであって、国によっては権威的に見なされたのかもしれません。そこでこのアダプターですが、たぶん日本人は着想しないと思います。中国人が売っていますが、中国人はこういう工夫ができない民族です。ブラックのライカにメッキの剥がれたレンズをこれで付ければ洒落ているかもしれません。だけど値段は上がってしまいます。上がるから売れないのですが、どういう経緯か、最初はタイ人が製造販売を開始し、eBayで$50ぐらいだったような気がします。銀メッキは$5ぐらいであると思うので法外な金額です。その後、上記の中国人が$15ぐらいでコピー出してから、タイ人の出品を見かけなくなりました。しかしよく見ると、この中国人の出品は金メッキでは? だから大きな写真は出してないでしょう? タイ人の出品はかなり質の高いものだったので、購入しておかなかったのを後で悔みました。

 それでは次に「シャッターボタン」に参ります。

ライカ・ローライ用シャッターボタン
 中国のオークション・タオバオで販売されていますが、4つで120元、1つだけの購入であれば40元です。中国の価格水準からすると驚くべき高額です。販売者は北京西駅南の撮影城内の業者です。これは購入しました。真っ赤なものとブラスむき出し(なぜかブラス関係ばかりになっていますが)のものでした。こういうボタンの場合は、取れて無くならないかというのが最大の心配です。でもさすがにこれは精度がしっかりしており硬く嵌まります。出品写真は若干明るめに加工されていますが、現物は落ち着いた上品な感じで安心しました。この手の商品は模様やロゴのようなものが入っているのを多く見かけ安価ですが、これは違います。かなり素材と工作に拘っており、多分ライカでもM6以降であれば役者負けしないと思います。ちょっと押しやすくなったような気はしますが、もとよりこれは格好をつけるためのものです。武骨なブラックのライカを使っているけれど、行く場所によっては、お洒落気が欲しくなった向きにも重宝なものです。

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